まこちゃんだいすき、渚真
2014/04/11 19:47



渚の真っ白で細い首に、俺の指が十本全て絡みついて跡を残そうとする。まだ、そんなに力は入っていないから、呼吸が妨げられることもなく、渚は俺を見上げていた。
「……こわくないのか」
今、いのちを奪われようとしているのに。渚があまりにもいつも通りで、口元には優しく微笑みまで浮かべていて、思わずそう訊ねていた。指と手のひらのせいだろう、動き辛そうに首を傾け、渚は笑みを深くする。
「こわくないよ。まこちゃんだいすき」
その言葉を最後まで聞いてから、俺は両手に力を込める。





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