NO THANK YOU!!!
2013/10/16 18:34

先日公式サイトにて公開された、設定資料集の表紙を見て、ハルの格好良さとみんなの可愛さに大変ときめきまして。
いつか書こう、書こうと思っていたNO THANK YOU!!!のお話について、この機会にちょっとだけ。

さて、NO THANK YOU!!!において、わたしが最初に攻略したのはおっさんでした。浩一さんです。
実際にプレイするまで全く事前情報も仕入れず、バカエロゲーに対する心構えしかしていなかったわたしに襲いかかるあの衝撃的なエンディング。
まさか、あんな話だとは思わず、浩一ルートをクリアしたあと、しばらく心の整理期間を設けていたほどでした。

しかし、その期間によくよく考えてみた結果、思っていたストーリーと違ったことで確かにショックは受けたものの、思い返せば大変細かいところまで気の配られた良作だなあと認識。むしろああいうストーリーの方が好みだ!と吹っ切れて、次の攻略対象に移る前に再度、浩一ルートをプレイ。
ハル視点が追加されたこと、また、浩一ルートが恐らく攻略対象四人の中で最も核心に近づくルートであったことから、改めてNO THANK YOU!!!という作品が素晴らしいものであると思いました。
その後、琉、マキちゃん、ひろしと攻略していき、トゥルーエンドからバッドエンドまで、余すところなく萌え、感銘を受け、キャラ全ての魅力にときめき、コンプリートしました。

ストーリーや攻略キャラについては、みんな甲乙つけ難く、優劣を明確にはできませんが、単純にエンディングだけで見るならひろしのエンディングが一番好きです。ハルが去ったあと、目覚めたひろしの姿を見たい。

コンプリートしたあと、キャラそれぞれについて少し考察というか、思いの丈をメモに綴ったりしていたのですが、ここに書くととんでもなく長くなるのでやめときます。ただ、まあ、今読み返してもろくなものじゃなかったです。
大体、おっさんがハルを実の息子かもしれないと思いながら行為を受け入れるまでに抱いたであろう葛藤についての萌えだとか、琉が妹の現状を知って泣き叫ぶ瞬間と、そこから繋がるバッドエンドに対する興奮とか、薬で矜恃を完膚なきまでに傷つけられた、死にかけた匂いの東條さんへのときめきとか、むしろヒロインだったブンブンのその後についてだとか、マキちゃんがちょろちょろうろつくハルを受け入れた感動とか、善だけを振りかざして行動して、疑うよりも人を信じて、結局誰も救えなかったひろしの愚かさに対する愛しみだとか、そんな感じです。

色々とインスピレーションをもらった作品でした。NO THANK YOU!!!
今思うと、何も知らずにプレイできてよかったなあ。



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