えーあれから色々ありまして、練習も終わり、お風呂上がりでまたマッサージ機のある休憩所へ足を進めているところです。
…あ、柳くんのジャージはちゃんと洗濯して乾燥機にかけてそのまま柳くんに返しましたよ。
そういえば…跡部がバーベキューするとか言ってたっけ。
…行かないといけないのかな。
なんか嫌だな。
『…まいっか。私なんかいなくても誰も気づかないでしょ』
バッタン!
「先輩も来ないとダメっす!」
『うひゃっ!?…あ、赤也くんかぁビックリさせないでよ…。なんでここに?』
休憩所の戸に手をかけようとした瞬間、勢い良くその戸が開いて赤也くんが現れた。
「待ち伏せしてたんすよ。柳先輩が、晴乃先輩は中庭に来ないつもりだろうからここで待ち伏せしておけってっ」
『チッ、参謀め…見破ってやがったか。…はいはいわかったっ行くよちゃんと』
仕方ない、待ち伏せまでされてたんじゃあ行くしかないよな…
…ちょっと肉食べたら帰ろう。
うん、そうしよう。
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