「じー。」

「…何してるのかな八代ちゃん。」

「空気読み隊。」

「うん。どうしてそうしてるのか零から全部説明してくれるかな。少数はぶかずに、分数と根号は使わないでね。」

「わたしは歩きました。二足歩行です。ミキも居ました。二足歩行です。ミキは薄い茶色のポニーテールであかっぽい目です。ミキは言いました。『今度、実習で使う物を選びに行くからな。次の休みの日の午前十時零分、正門三メートル内に集合だ。』その時鳥は居ませんでしたがジュンコが居ました。雲の数は三百六十七個です。約束をしました。その次の次の次の次の次の次の日、約束のお出かけです。午前九時五十八分三十六秒です。ミキは女の人と話してました。黒い髪で黒い目で、サラサラでした。びかーでした。ミキに言いました。『一緒にレッツゴー。』女の人去りました。ミキしょんぼりでした。タカくんに言われました。『ダメだよ八代ちゃん。空気読まなきゃ!』女の人と遊びたかったらしいです。わたしはミキとお約束ですだから守ります。金髪なタカくんよくわからないでした。タカくんだから学ぼうと思いました。そうだ、保健室です。」

「(んー…とこから突っ込めば良いんだろ。
とりあえず流石田村。八代ちゃんの扱い方を心得てる。
最後らへんはぶいたような気配があるけど……。
…はぶいてないんだね。うんわかった。

一般的に見て八代ちゃんとの先約があるのに忘れて新しい約束する田村が悪いよね。
それに遊びが目的の天女さんとの約束と違って、八代ちゃんとの約束は授業に関わることみたいだしなぁ。

優先するのは八代ちゃんの方だね。うんうん。)


八代ちゃんは空気読まなくていいよ。大正解。」

「?よくわからない。でもいさっくん先輩愛し隊。」
「あはは。ありがと。」





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