04

九頭龍冬彦。超高校級の極道。

声かけてすぐ邪険にされた。
可愛い顔してるのにツンツンして勿体無いと思ったけど、彼にそういうことはタブーらしい。
狛枝に言われなかったら指を1、2本伐採されてるところだったかもしれない。思わず指を撫でてしまった。

おそらく跳ねっ返りな時期なんだろうと生暖かく見守らせてもらおう。
盗んだバイクで走り出して窓ガラスを割りたい年頃なんだろう。



小泉真昼。超高校級の写真家。

おそらく、彼女がこの修学旅行に来た中で一番の常識人だろう。

砂浜でボケッとしていた私を置いてきたことが心当たりだったらしい彼女は、心配気にもう大丈夫?と聞いてきた。
まさに姉御。
格好良い。

濃い人達によってささくれだった心が洗われるようだった。
主に弐大とか九頭龍とか澪田とか九頭龍とか。後の人はプライスレスです。

ひょろい狛枝が小泉に「男子なんだからもっとしっかりしなさいよね!」と言われていた。がんばれと心の中でエールを送っといた。


七海千秋。超高校級のゲーマー。

ホテルのロビーに置いてあったゲームの筐体に夢中な彼女は…なんだろう、可愛い。

ゲーマーというオタク臭さ満載の才能なのに、よくオタクと聞いて想像するアレな感じが全くない。偏見かもしれないが。
ちょっと会話のテンポが悪いものの、彼女いわく頭の中で喋ることをまとめてでないと喋れないとか。こいつぁ癒されそうなオーラたっぷりだぜ。

今度、ゲームでも教えてもらおう。
私は兄がやってるのを見てただけなので初心者も良いところだが。

今後はななぴょんと呼ばせてもらおう。
無論、心の中で。
嘘だ。冗談です。私が痛い子みたいになってしまうじゃないか。



辺古山ペコ。超高校級の剣道家。

赤い目をしたキリッとした凛々しい方だ。
髪の色も薄いのでアルビノというやつなのだろうか。白というよりは灰色に近いが。狛枝の方が髪は白っぽい。
毛並みの灰色なウサギか…。それはそれでもふもふ。彼女はもふもふとはほど遠い眼光の鋭さだが。もふもふも一目散に逃げていくだろう。

あと、髪型が可愛い。
みつあみと言うとどうしても真面目ちゃんっ子なスタイルを想像してしまいがちだが、彼女はツインテールに近い感じで結ってある。
ボリュームも抑えてあって髪が広がっていないのが私的にグッジョブ。
一女子として見倣いたいところだ。



花村輝々。超高校級の料理人…いや、シェフ?

初っぱなっからセクハラを受けた。
言葉のセクハラだったが私のメンタルに多大なる悪影響を与えた。場所が場所なら通報していた。冗談だ。
辺古山が黒のTバックというところもうちょっと詳しく。

…なぜ私はスポブラ派だとバレたんだろうか。(この体の持ち主とは趣味が合うようで、スポブラだった)そんなに貧乳じゃないつもりなんだけどな。
いいじゃんスポブラ。楽だし。



ソニア・ネヴァーマインド。超高校級の王女。

ノヴォセリック王国というところからやってきた本物の王女様らしい。
溢れでる気品とかオーラとかが高級感すごい。

白人さんなので肌は日本人の真っ白の肌というのは違う方向に真っ白で、青い目も金髪も全てが神々しかった。王女ぱねぇ。

すごく日本語がうまく、言葉遣いも丁寧だが時々どっかずれたような言葉遣いをする。
しかし充分にコミュニケーションをとれているので問題ないレベルだと思う。

褒めて遣わされたのでもう私は満足です。



西園寺日寄子。超高校級の日本舞踊家。

そのミニマムな体とは打って変わってなかなかダークな性格をお持ちなようなロリっ子だった。

蟻タン潰しに遭遇したのだからその時の心境は推し量るべし。

子供の無邪気さってこわい。
あ、だけど西園寺も同い年なんだっけ…そうは見えないなホント。ロリこわい。

蟻タン潰しを勧められたが断っておいた。手に変な液付くしな。
そしたら臆病とか言われたので趣味悪っと言っておいた。
ロリにも厳しくが私の人生のスローガンです。あ、でも西園寺はロリじゃないか。年齢的に。



終里赤音。超高校級の体操部。

まさにダイナマイトボディ。男でも女でも釘付けにならざるを得ないその肉惑的ボディに一体何人の人の目が奪われてきたことだろうか。

かくいう私も彼女の谷間をガン見してしまった。後悔はしていない。

彼女はあまり気にしていなかった様子だが、狛枝には思いっきり突っ込まれた。
でも、お前も見たんだろ?どうせ。
見なかったなら男子として終わっている。そんなやつ不能かロリペドかホモだ。

…あれ、ここまでずっとおっぱいの話しかしてない。
まあいいや。



十神白夜。超高校級の御曹司。

他を圧倒する雰囲気…と体格。
ものーすごく近寄り難い支配者的なオーラを醸し出している。…体格的にも。

他の人達も超高校級なだけあって存在感が濃いのだが、彼は別格の濃さというものがあった。…体格的にも。

こっちがパンピーなのはわかりきっているので見下されるのは仕方ないことなのかもしれない。…体格的にも。

彼に才能のことを聞かれた時は少し焦ってしまったが、狛枝によりなんとかなった。
狛枝ありがとう。



…とまあ、これで16人全員の紹介が終わったわけだ。

私から見た独断と偏見に基づいているので、内容がパラッパラッパーだったり明らかに人によって感想に差があったりするのは仕方ないことだ。

そんな濃い場所にブチ込まれた私の身にもなってほしい。疲れるに決まってる。

というか疲れた。もう休みたい。







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