０１
世の中には色んな人間が居て、それらは決して重なる事の無いそれぞれの個性とやらを持っている。
コップに半分水が入っているとして、半分しかないと思うのか、半分もあると思うのか。
ありふれた例えだが、それも個性。
それすらも人それぞれな様に。
トラブルの対処も、人それぞれ。
パニックに陥る、錯乱する、泣き喚く、恐怖に震える 冷静に対処する、楽しむ。
人それぞれ。
｢あれ？｣
だから。
｢ここ、どこ？｣
いつの間にか、それこそ瞬きをした一瞬の内に知らない場所に移動した。神隠しともいえるような不可思議を。
｢ま、いっか｣
こうしてさらりと事態を受け入れる。
そんな人間だって、居るだろう。
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