作戦! [ 14/16 ]
「も、もう大丈夫だから....」 『ほんとに?大丈夫?』 「へーき...」 『じゃあお姉ちゃん学校行くからね?』 「行ってらっしゃい...」
愛しの妹の冬華ちゃんが風邪をひきました。 しかも、かなりの高熱。
心配しながら学校へ。 隣のクラスを覗くと清志くんの姿はまだなかった。 いつもこの時間帯にはいるのになぁ....遅刻かな。
教室に入り、自分の席に着くと 「宮地とは今日は一緒じゃないのか?」って大坪君に聞かれた。
『一緒じゃないよ』 「そうか...渡したいものあったんだが姿が見えなくてな」 『私も今教室見てきたけどいなかった...』
本当にどうしたんだろう....って思っていたら木村君がやってきた。
『おはよー木村くん』 「はよ、今日宮地休みだと」 『なんで?』 「風邪ひいたんだと」
もしかしてこないだバレンタインの時、外でずっと待ってたからかな.... ごめんね、清志くん。
「それで、なんか放課後プリン買ってこいって命令されたんだよ」
はぁ...って溜息つく木村君。
『ね、ねぇ!』 「ん?」 『私が行ってもいいかな!?』 「おぉ、そのほうがアイツも喜ぶんじゃね!?」
こうして放課後私は愛しの清志くんに会いに行くことになりました。 冬華ちゃんは...和くんにお任せだ!
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