日曜日

大盛況で終えた一日目。
本日は二日目なのだが気分が乗らない人が約二名。

真「ちょっとー気分下がるような顔しないでよぉー」
那「修学旅行がかかってんのよ!」
鈴「お休みいっぱい入れますから、ね?」

凛・爽「「絶対やだ。帰る」」

真「黒くん赤くんへるぷ!へぇーうぷ!」
鈴「Help!」
那「さすが本場...」

凛も爽もメイド服を着るのに抵抗があった。
そのため二人とも時間ぎりぎりになってもなかなか着替えず
隅で小さくなっているのだ。

爽「だいたい、なんで俺まで着ないといけねぇんだよ!」
那「そりゃ決まりだから」
凛「あたしは着るなんて言ってない」
鈴「でも実行委員より仕事してたの凛ちゃんですよ」
爽「俺の脚見るよりほかの女子の脚見てればいい」
真「爽ちゃんスタイルよすぎて吐血しそうおえ」
黒「そうです。爽さんはスタイルよくて美人でかわいすぎなんですよ」
真「だよねー....って黒くん!?へぇ!?」
黒「どうも」
爽「お前ぇぇぇぇ!?い、いつ入って?」
黒「真琴さんにへるぷーって叫ばれたあたりですかね」

一応ここは女子の更衣する教室である。
幸い、彼女たち以外に生徒はいなく、それぞれ服を着ていたのでよかった。

黒「本当はこんな手使いたくなかったんですけど....」
那「なんかやらかす気だ」
爽「ま、待って!本当に、まじ、がち!」

うつむいた黒子に対して、爽はなぜか焦りだした。

黒「....僕のために着て...くれませんか...っ」
爽「...もうテツのバカっ!あほっ!空気!ばかぁぁぁぁ」

鈴「えーっと...これは?」
那「あれ?鈴見たことなかったっけ?」
真「爽ちゃん黒くんの涙に弱いんだよー」
那「ま、要するに泣き落としってやつね」

こうしてやっと一人服を着せることに成功した。

((もうやだ!スカートなんてぜってぇはかねぇから!))
((きゃー爽ちゃんかわいいー!写真撮るね、はいチーズ))
((おい真琴!?))
((黒くんにいくらで売れるかなー♪))

(((((裏真琴さんだ....))))

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