水曜日

青「そーいやよ」
緑「何なのだよ」
青「文化祭っていつだっけ?」
黒「....今週の土日です」
火「ふーん...ってはぁ!?」

そうなのだ。今年の帝光高校の文化祭は土日の
二日間を利用して開催される。

火「もうほとんど時間なくね!?」
黒「まぁ今回は女子のみなさんがほとんど主導権を握ってますから」
青「なんか俺ら必要とされてねーよな」
緑「まぁ紫原は....」

「紫原くーん!このお菓子どう?」
紫「んーもうちょっと甘いほうがいいー」
「こっちはー?」
紫「おいしー」

青「ありゃ味見係だな」
黄「でも楽しそうっス」
火「ただで食えるしな」

甘いものが好きというだけで、彼は味見係になっていた。

黄「そういえば鈴」
鈴「はい?」
黄「今何してるんスか?」
鈴「爽ちゃんの衣装作ってます」
黄「手作りっスか?!」
鈴「えぇ、部活で作るものもありませんでしたし」

鈴は調理や裁縫が好きなことから、家庭部に所属していた。

黄「頑張りすぎないでくださいっスよ?」
鈴「はい!」

凛「はい、みんなちゅうもーく」
黄「やる気なさそうっスねー凛っち」
青「いつも通りだろ」
凛「おいそこの青黄色組。カッター投げられたいか?」

「「すみませんでした」」

凛「わかればよろしい。衣装が届きました、はい拍手」

パラパラとなる拍手。

凛「とりあえず、サイズあってるか確認したいから試着してね」
真「します!」
爽「だが断る!」

いろいろ意見が出る中で...

凛「着るって言ったら着る。いい?」
「「「はーい」」」

青「おーこえー」
黄「まぁさすが赤司っちの彼女ってやつっスね」
黒「はい、黄瀬くんと青峰くんの衣装です」
青「おーさんきゅー」
黄「そういや俺たちの二日目の衣装って...?」
凛「あ、それもあるからちゃんと着なさいよ?」

そして、男女に分かれて試着会が始まった。

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