月曜日

出し物が決まっていよいよ準備期間になった。

凛「とりあえず、あたしたち女子の衣装なんですが」
爽「なんであいつ張り切ってんの?」
那「さぁ?どうせ赤司が何か言ったんじゃない?知らない」
真「借りるの?予算大丈夫なの?」
凛「真琴、よく言った。そうなの、予算が実際やばい」
爽「だから二種類しなくていーんだっつーの」

空き教室の一つを貸し切って、クラスの女子全員で作戦会議。
ちなみに凛はなぜかクラスの実行委員になっていた。

凛「だから衣装をどうしようか悩んでいます」
那「前の先輩とかの衣装とかないの?借りれないかな?」

どうだろう....と悩んでいると、一人のクラスメイトが

「お姉ちゃんたちが使ったメイド服あるって!」

と言い出した。

周りはよくやった!さすが!などと彼女をほめる。

「でも...一つ問題があるの」
凛「何?」

その場にいた全員が息をのんで、次の言葉を待つ。

「5人分足りない」

真「うっそー!やばいっすね...」
爽「俺着ないから後の四人分誰か作れたりしねーかなー」
那「何言ってんの。あんたは強制参加に決まってんでしょ」
鈴「あ、あの....」
真「どうしたの?鈴ちゃん」

今まで黙っていた鈴が控えめに手を挙げて、発言をした。

鈴「私、服作るの趣味なので....5人分作ります」

こうして、救世主(真琴命名)な鈴とクラスメイトにより
衣装は無事決まったのだ。

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