08

部屋に入ると、赤司は普段あまり見せないような笑顔でハサミを開いたり閉じたりしていた。

凛「...ごめんなさい」
那「入った瞬間に凛が謝りだした、怖い」
赤「とりあえずお前らはそこに全員座れ」
凛「座った」

全員で一列に並んで正座をする。

赤「で?どこで何をしていたのかな?」
凛「ドリンク買いに近くのお店に行きました」
赤「そのあとは?」
真「遊んでました」
赤「俺は9時までに帰って来いって言ったよね?」
爽「赤司がおかんだ」
黒「赤司くんはすごく心配していたんですよ、僕もしました」
青「お前ら9時過ぎても帰ってこねぇから心配しただろ!」
黄「そうっスよー」
鈴「本当にごめんなさい...」
赤「わかればいいんだよ、これからは気をつけるんだよ」
那「はーい」
爽「なぁ、一ついい?」
黒「どうしたんですか?」

みんなが謝った後、爽が手を上げた。

爽「赤司やテツが俺たちのこと心配するのはまだわかるけど...ガングロが?真琴だけじゃなくて?お前ら?」
青「なっ!」
爽「へー俺たちも心配してたんだー」
那「めーずらしー」
青「うっせぇよ!」
真「青くん、本当にごめんなさい...心配かけて」
青「無事に帰ってきたからいい」
真「青くんっ!」
黄「また仲のよろしいことでってやつっス」

こうして、夏合宿1日目は幕を閉じた。

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