04
那「ドリンク買えてよかったねー」
凛「まさか征が許可出すなんて思ってなかった」
真「ぎゃ!」
爽「あ、わりーわりー!」
那「あんまり濡れないでねー!」
ドリンクを買いに行った後、海に立ち寄った五人。
那智と凛は砂浜に腰をおろし、鈴は波の近くで何かを書いている。
爽と真琴は二人で海に足を付けていた。
空には大きく輝く満月。
真「やったなー!」
爽「お?やるか?!」
二人が軽く水を掛け合っていると少し大きな波がやってきて二人の下半身のほとんどを濡らしてしまった。
凛「あーもう何やってんの...」
真「うわー」
爽「もうここまで濡れたし全部濡れてもいいんじゃね?」
真「おー!」
那「いや、それはだめ...って聞いてないし」
鈴「あ、私も濡れてました...」
凛「鈴はもうこっちにおいで?」
鈴「私も混ぜてくださーい!」
凛「ええ!?」
三人は浅いところで水を掛け合い、真琴は足を滑らせたのか全身水に浸かってしまっていた。
那「あ、真琴...」
凛「もうタオルしかないよ?てか!透けて..」
那「宿に帰るときにあたしのパーカー貸すしかないね」
真「那智ちゃーん!凛ちゃーん!しゅうごー!」
爽「ごー!」
凛「行かないから!」
那「さすがに濡れるのはちょっと...」
二人はかたくなに遠慮していたが、鈴が二人のもとにやって来て、二人の手首をつかんだ。
鈴「行きますよ!」
凛「あたしはいいよ」
那「こういう時鈴は頑固だよー?」
凛「...そうでした」
鈴「はい!早く立ってください!」
そして二人も海に入ることになってしまった。
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