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今日は大学もバイトもお休みでまさに休日!!
なんと偶然なのか彼の策略なのか、彼もお休み。

「双花さん」
『はい?』
「デート、しましょうか」
『....はい!!!』

こうして、彼と私は突然のデートに行くことになりました。

彼が運転する車に揺られること数十分。
着いたのは最近オープンした結構大きなショッピングモール。

『ほぇぇぇ...』
「双花、ずっとテレビ見て来たいって言ってたから」
『ありがとう....!』

本当にいい彼氏、赤葦京治さん。

「はい」
『はい?』
「手、繋ごうか」
『う、うん!』

手を出されたので、恐る恐る手を出してみると
その手を勢いよくつかまれて、そのまま中へ。

「どこ行きたい?」
『いきなり言われてもな...』
「時間あるし、色々回ろうか」
『うん!』

可愛い服を見たり、美味しいクレープ食べたり、家具を見たり....
2人で色んなところに行った。

「双花」
『ん?...あ!』
「似合ってる、貸して」
『へ?』

可愛いなーって思った帽子を被ってたら、いきなり写真撮られて
おどおどしていると、彼はその帽子をもってレジに行ってしまった。

「はい」
『え、悪いよ!』
「だーめ。俺がしたいの。ね?」
『...う』
「はい、行くよ」

本当に出来る男は違うんだなって、高校の時のあの騒がしい坊主君を思い出した。


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