07 『ねぇ赤葦くん』 「なんですか?」 『お願いがあります』 「...俺ができることでお願いしますね」 『...指切った』 「はぁ!?ちょっと見せてください」 『あはは...』 「あははじゃないですよ?」 さっき夕飯作ってたら包丁でさくっとやっちゃいました。 そこまで難しいことしてなかったんだけどね。 「やっぱり双花さんに包丁は持たせたくないです」 『もう大丈夫だもん』 「はい出来ました」 『さすが。絆創膏も綺麗に貼りやがって....!』 「誰かさんのおかげでうまくなりました」 『それは申し訳ないですわね』 「はい。で、まだ作ってるんですか?」 『うむ』 「一緒に作りますよ」 『いや、遠慮し「させません、ほら行きますよ」ひー』 こうして彼氏くんによるお料理教室が開校した。 [*前] | [次#] ページ: |