04 なんとお向かいは赤葦くんのご実家だったようです。 そして...な、なんとご両親にお会いしてしまいました...! 「あら!どうしましょう...あなた!」 「京治が彼女を....!」 『ははは初めまして!赤葦くんとおおおお付き合いさせていただいております!』 ご両親とひたすらぺこぺこしていると、 「向かいのアパートで宮城から一人で来て一人暮らししてるんだって」 「えぇ!?」 「それは本当かい?」 『あ、はっ、はいっ!』 「最近物騒だから、俺心配でさ」 「そりゃそうだ!こんな可愛いお嬢さんが一人暮らしだなんて!」 「えぇっと....双花ちゃん...でよかったかしら?」 『は、はいっ!』 「「家でよければここに住みなさい!!」」 『...はい?』 「あ、うちの親は一度言い出したら聞かないから」 『へ?え、ちょ、まっ...』 「京治と双花ちゃんがいるなら安心して旅行できるわね!」 「そうだね...次はどこに行こうか」 「今日から一緒の家に帰ろ?双花」 『へ、え?えぇぇぇぇぇ?!』 家が東京に来てたった数週間で変わりました。 そして同居です同居。早くない...? 宮城にいる可愛い妹へ。 お姉ちゃん、もうすぐ死ぬのかもしれないです。 [*前] | [次#] ページ: |