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なんか黒髪のサイヤ人みたいな人と変な色の変な頭の人が二人で
谷地家の可愛い子をナンパしていた。

『あ、あのっ』
「はい?」
『うう、うちの妹になんか用ですか?』
「お姉ちゃん!」
「「姉ちゃん?」」
『そ、そうですけど?』
「身長そんなに変わんないのに?」

サイヤ人さんが私と仁花の身長を見比べてストレートに言い放った。
なんて奴だこんちくしょー!

『ししししし身長は関係ないですよね!』
「あれ気にしてた?」
「てか姉ちゃんも可愛いじゃん〜」

今度は変な頭の人が話してきた。
来ていたユニフォーム?とやらに梟谷って書いてあった。

『へ?』

シティーボーイ恐るべし。
妹に負けないくらいヘタレな私にこの場は上手く抜けられるのでしょうか。
すごい怖いんですけど.....

「木兎さん、黒尾さん。アンタらなにやってんですか...」
「あかぁーし!」
「んだよ赤葦〜」
「部長会議始まってるんですけど」
「うっわ、忘れてたわ」
「烏野の部長さん結構怒ってましたよ」
「行くぞ木兎ぉ!」
「おーよ黒尾!」

目の前の二人は華麗に走って行った。

『あ、あのっ』
「はい?」
『ありがとうございました...?』
「...はい?」
『じゃ、そういうことで...!行くよ仁花!』
「うん!お姉ちゃん!」

そしてこの合宿で私たち姉妹を助けてくれた英雄「あかぁーしさん」と
私はのちにお付き合いが始まるのでした。


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