05


今日も仕事が予想以上に早く終わったので、家に帰る。
家に帰ると、置手紙。

"今日は友達と夕飯食べてきます"

あぁ、そういえばそんなこと言ってたな。

『私一人かぁ...』

自由なことできる!ってはしゃぎながら冷蔵庫を開けたら
大好きなビールの缶に"飲んだら夜覚えておいてください"と張り紙が。

『...ひど!』

こうなったら、コンビニに買いに行こう!
そして私はこの行動を死ぬほど後悔するのでした。

<赤葦side>

『ただいま帰りまし...は?』
「あ、お帰り京治〜」
『....なにしてるんですか』
「ん?お酒飲んでるよ?」
『飲むなって言いましたよね?』
「だって暇だったんだもん」
『だからって....』

家に帰ると、下着姿で酒を飲む彼女の姿があった。
いや、こんな状況求めてない。

双花さんは酒には強いけど、暑がりなとこもあるから
酒飲むとすぐ脱ぐ癖がある。
居酒屋とか一緒に行くと本当に大変だから困ったものだ。

『ちゃんと服着てください』
「えー」
『えーじゃないですよ』
「じゃあ京治が着せてー」
『...襲いますよ?』
「ん?いいよ?」
『...はぁ』
「ほら、バンザイして」
『あーい』

いつもはしっかりしてる彼女もこういう面があって
実はドキドキしてるとか絶対内緒だ。

数分後、彼女の寝顔にドキってしてたまには酒飲ませようとか
思ったのも黙っておこうと思った。


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