01
幼馴染の沙那ちゃんも行くって言ったから家の近くだった
北川第一中学校に入学した。
中学はいろんな小学校から人が来るから、なんだか新鮮だった。
3年生になって沙那ちゃんに彼氏ができた。
あのバレー部でみんなの王子様な及川くんらしい。
なんでか知らないけど彼とは結構仲がよかった。
『私に手伝ってほしい?』
「うん、徹がそう言ってた」
『なんで?』
「さぁ?」
『まぁ暇だからいいよ?』
「ありがとう」
そしてご指名?なのかはわからないけど、
バレー部のお手伝いをたまにするようになった。
『ねぇ沙那ちゃん』
「うん?」
『あの人....かっこいい』
「岩泉?」
『岩泉くんっていうんだ....』
そして見つけた私の好きな人。
廊下ですれ違ったりしたとき無意識に目で追ってた彼は岩泉という名前らしい。
そして数か月後お付き合いをするのだけれど、それは別の話。
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