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抱き枕にされて、どのくらい経ったんでしょう。
一向に起きない彼は私を抱きしめたまま夢の中。
『はーじーめーくーん』
声を出しても、体を叩いても起きてくれない。
こんなに寝起き悪かったなんて...!
どうしようって悩んでいると、及川君がいいところにきた。
『及川くん!!』
「へ?望海ちゃ...何してるの!?」
『一くんに引きずり込まれたのー!起きないー!』
「あー....岩ちゃんなかなか起きないんだよね」
『どうやったら起きる!?』
「岩ちゃんママはいつもベッドから突き落として起こしてたよ」
『ママさん強い...』
「...頑張ってね!」
『え、ちょ、及川君!?』
ひどい、逃げられた。
もうどうしろっていうの....
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