06
食堂のドアが開いて、誰かがやってきた。
「梨々香、望海!」
その人はマネージャーの美緒ちゃんでした。
『あ、美緒ちゃんー』
「お疲れ様ー!」
「あー癒しだー...」
抱き着かれたので、抱き着きかえしてたら
岩泉くんがすごいきょとんってした顔をしていた。
あ、すごく望海ちゃん嬉しそう。
「ラブラブだねぇ〜」
『あ、貴大。お疲れ様』
「ん」
いつのまにか横に貴大が立っていた。
なんかしてほしそうにあたしを見つめている。
「お疲れ様貴大っ...ってお疲れ様のぎゅーは?」
『うん、しないよ?』
「ひどいっ...」
『いや、この状況でしろっていうお前の頭がひどいわ』
「最近梨々香の口が悪い...だれの仕業なの!」
『あんたは及川くんのノリが移ってる』
「え、やだ...」
『やだってww』
2人でくすくす笑っていると、松川くんに
「ラブラブだねぇ〜」
って冷やかされました。
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