08
そしてついに合宿当日がやってきた。
「ねぇ美緒」
『どうしたの沙那さん』
「いや、あのその大量のゲームは....」
『あぁ、今日からやろうと思っていたやつ』
「あ、徹か」
『そう。あのクソ川』
「ごめんね....」
『なんで沙那が謝んのw』
「だって...」
『後から徹はシバくからいいよー』
「うん」
「ねぇ、お二人さん」
『「はい?」』
「なんで本人の前でいっちゃうかな!!」
『あ、いたんだ』
「ひどいよ!」
今日寝る部屋に荷物を置いていたら、後ろに徹がいた。
え、ここ女子の部屋ですけど。
「徹」
「何?」
「出てけ」
「え!?」
『いやいや、ここ女子の部屋ですけど?』
「え、及川さんも『あんたそれ以上言ったら本当に亡き者にするぞ』」
「本当ありえないわ徹」
「ごめんなさい!」
なんとか徹を追い返して、体育館に向かうと
既にそこには及川ファンクラブの皆様がいた。
『暑いのに大変ねー』
「見てるこっちが暑い...」
『はい。一静氏、飲みたまえ』
「ありがとー」
死にかけてる一静にスポドリ渡して、だらだら話す。
「今日あとでゲーム一緒にしよ」
『する!!』
あぁ、早く夜になればいいのに....
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