04
クラスは離れてしまったけど、なんとか生きていけた４月ももうすぐ終わる。
これが終わればGWで、久しぶりに一くんとデートなのです！
何着て行こうかな、どんな服がいいかな？
一人、鏡の前の前でファッションショーをしていると電話。
『もしもしー？』
｛はろはろー｝
『あぁ、沙那ちゃん！どうしたの？』
通話の相手は沙那ちゃん。
｛実はかくかくじかじか....｝
『え....』
どうやらGWは及川くんの提案により合宿が入ってしまったようです。
『じゃあ一くんとデートいけないや...』
｛え！？デート行く予定だったの！？｝
『うん〜....でも合宿なら仕方がないね...』
｛あちゃーごめんねぇ...一ちゃんも元気ないと思ったらそうだったんだ｝
『一くんも？！』
｛え？うん。しょぼーん...って！｝
『えーなにそれ！見たかった！』
｛あ。そうだ望海｝
『はい？』
｛合宿中、ご飯作るの手伝ってほしい。てか作ってほしい｝
『私でいいの？』
｛あたしに友達が多いと思う？｝
『思いません』
｛でしょ｝
沙那ちゃんは及川くんと付き合ってるからその関係もあってか
友達があんまり高校ではいないようです....
『合宿ってどのくらいあるの？』
｛２泊３日〜｝
『.....やる！！』
｛いいの？｝
『うん！』
｛ごめんね....｝
『いいのいいの！それに一くんと一日一緒なんてなんか照れちゃうな〜』
｛あ、うん...｝
デートはいけないけど、バレーやってる一くんが見られて
しかも２泊３日も同じだなんて！
どうしよう、デートに行くほどではないけれど
なんだかドキドキしてきた！！！！
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