04
「今週のGWで合宿やろうよ!!!!」
出ました、及川徹。思いついたら即行動。
彼は、一人でそうだよ、うん!やろう!って部員の意見もロクに聞かず
「監督に伝えてくるね☆」って消えていった。
「絶対あれは許されねーだろ....」
「監督も用事あるデショ」
「めんどくせー...」
他の3年の3人はあんまりノリ気ではないようです。
あたしもノリ気ではありません。
「くっそ及川ぁぁぁぁぁぁ!あたしの休日かえせぇぇぇ」
美緒はもっとノリ気じゃないみたい。
『どうかしたの?』
「今週のGWこそ今までためてたゲーム全部攻略するつもりだったの!」
『あぁ....』
ルンルン気分なんだろう、スキップで帰ってきた徹は
「合宿決まったー!」と叫んで一ちゃんにシバかれてました。
あぁ、なんか胃が痛い。大丈夫かな...
とりあえず朝食とか夕食はあたしと美緒と....
「沙那さん、ごはんは調理部のお二人に頼みましょう」
『そうですね』
一ちゃんの彼女の望海とマッキーの彼女の梨々香に
休日潰しちゃうけど...来てもらおう。
その日の夜、二人に連絡すると快く引き受けてくれました。
『ごめんね....』
「いいのいいの!それに一くんと一日一緒なんてなんか照れちゃうな〜」
『あ、うん...』
どうやら望海は一ちゃんと一緒にいれればいいそうです。
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