アイス | ナノ
02


中学校を卒業して、仲がいい人たちがみんな行くと言ったので
私も青葉城西に行くことに決めた。

そしてバレー部のマネージャーと悩んだけれど
調理部に入部。

「あ、よろしくね〜」
『う、うん!!』

人気のない調理部は新入生は私ともう一人、草間梨々香ちゃん。
彼女とはすぐに仲良くなった。

『へ!?梨々香ちゃん彼氏いたの?』
「うん。つい最近できたけど...」
『え!?誰?だれー!』
「望海も知ってる人だよ」
『うそー!』
「....花巻」
『...えぇぇぇぇぇ!?』
「えへへ」

学校にも慣れて、3学期も中盤を過ぎたあたりのある日。
調理部は先輩の部員なんてほぼいなくて、この日は二人だけしか家庭科室にいなかった。
プチ女子会を開いて恋バナしてたら、
まさかのマキくんと梨々香さんはくっついていました。

あ、マキくんは花巻くん。

それから時間も忘れていろいろ話を聞いていたら、
いつのまにかあたりは暗くなっていた。

「望海」
『一くん!?あれ部活は!?』
「とっくに終わってるっつーの。早く帰るぞ」
『え、うん!』
「ばいばい〜」
『梨々香ちゃんは....あ』
「あら、二人で帰るの?仲良しネ〜」
「うっせ!」
『マキくん来たんだ』
「そりゃあね〜」
「はいはい、行くぞ望海」
『はーい!』

ばいばーいって二人と別れて私は一くんと手をつないで帰ることにしました。



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