アイス | ナノ
02


始業式が始めると退屈になるもので、一応彼氏な及川は何組だろう、探してみよう。
ちょっときょろきょろすると奴は簡単に見つかった。
どうやら2組のようだ。

結構離れてしまったなーとか考えてたけど
校長の長い話に睡魔が来て、その考えもシャットアウトされた。

目を覚ましたら始業式はほぼ終わっていて、あとは教室に帰るだけになった。

「沙那ちゃん」
『あ、及川』
「沙那ちゃん何組になったの?」
『んー...言わないとだめ?』
「え」
『...4組だよ』
「うそー!」
『いや、嘘も何もないでしょ』

体育館からでて、教室まで二人で歩く。
すごい人目を感じるけど、もう慣れました。

「及川さんはねー『2組でしょ』..なんで知ってるの!?」
『2組の及川ファンクラブの子が叫んでたから』
「あぁ」
『モテすぎムカつくあほ徹』
「いま名前...!」
『あ、めんどくさい。帰る』
「ひどい!!」

本当はクラス表と始業式の時に捜したなんて絶対に言ってやらないんだから。



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