GW最終日の音駒戦が終わって結構日にちが経って
黒尾さんとよくメールをするようになった。


「またメール?」
『そうみたい』
「長続きするねー」
『驚きだよ』

友人の桜ちゃんと一緒に昼食タイム。
すると手元の携帯が震えてディスプレイには黒尾さんの文字。

彼女は私と彼がメル友なのもすべて知っている。

「でも怪しくない?東京でしょ?」
『私も最初はそう思ったんだけど、話してみたら意外といい人で...』
「とりあえず大海はそういうのには鈍感なんだから気をつけなよ?」
『はい...』

今日のメールの内容は研磨くんについてでした。
彼が添付してきた写真には私も知っているゲームをする研磨くんの姿。

「これが黒尾さん?」
『ううん、これは友達』
「へー」
『興味ないでしょ』
「うんw」
『でたー』

最近気が付いた。
桜ちゃんにも秘密なんだけど、私もしかしたら彼のこと....
でもこの気持ちは持っちゃだめだと思う。
お兄ちゃんの相手だし、彼にもいろいろ事情はあるだろう。

----誰かこの想いに蓋をして

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