とりあえず私はなんか後輩であろう子たちに平謝りされた。
そして、その後ろではリベロであろう人に
さっきの主将さんが殴られていた。しかも結構強めに。

『あの、大丈夫ですか?』
「あぁ、大丈夫だ」
『そうですか...あの名前聞いてもいいですか?』
「あ、まだ自己紹介してなかったな」

そうですよ、自己紹介される前に拉致られました。
一人ひとり、名前を聞いて私も自己紹介したら試合がそろそろ始まるようだ。

「俺たちは血液だ。滞りなく流れ続けろ」

試合が始まって、気が付いたらお兄ちゃんたちよりも

『が、がんばれ...』

音駒の人たちの応援をしていた。






試合は接戦で音駒高校の勝利。
なんだかしらないけど、ハイタッチを一緒にさせていただきました。

『お疲れ様でした』
「いきなりだったのに悪いな!」

金髪モヒカン....山本くん?とハイタッチ。
なんか龍くんとノヤと性格が似てるんだよね、この人。
絶対二人と仲良くなれるんだろーなーって思ってたら

「おつかれさん」
『あ、はい』
「うぇーい」
『う、うぇーい?』

主将さんとハイタッチです。
とりあえずタオル渡して、観察。

多分黙ってたらすごいモテるんだと思う。
オーラとかがなんかすごい。

「俺の顔になんかついてる?」
『い、いえ!なんでもありません!』
「俺たちやっぱ会ったことあ「何ナンパしてんだアホ!」...夜久」

リベロの人がなんか怒ってる。でもなんか可愛い。

『お疲れ様です』
「お、さんきゅ!」

彼にもタオルとスポドリを渡していると

「もう一回!」

って翔陽くんがまた叫びだした。
いや、もう結構試合してるよね?

でも音駒の監督さんもノリノリだったみたいで
結局音駒のみなさんの新幹線の時間ぎりぎりまでやっていた。

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