「うわっ!君たち...危ないでしょーもう!可愛いんだからー!」
『お前も十分怪しいわ。どこのカマ野郎だ』
「あら名無しちゃんも飛び込んで来ていいのよ?」
『嫌です。栄純に飛び込む』
「やだ、それは俺がやだ」
『わかった、わかったから親子そろって同じ顔で見つめないで恐ろしい』

本当に恐ろしい。同じ顔が三つ、こっちを向いているんだもの。

「ママつめたいよなー」
「「うん」」
『ひどい...』
「ママ泣かないでー」
『ありがとう...さ、パパよりママの方が好きな人はこっちにいらっしゃい』
「「はーい」」
「え、ちょ!」

とりあえず、一也くんから双子を離してリビングに帰る。
あ、テレビつけっぱなし...

「あれ?これ...」
『つけたらあってた』
「ふーん」
『なんかうざい』
「ごめりんこ」
『それ子供もマネするからやめなさい』
「「「ごめりんこ」」」
『はぁ....』

とりあえずソファーに座ってゆっくりしたい。
それに伝えないといけないことがある。

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