『わぁぁぁぁ!3人ともお久しぶりー!』
久しぶりに会った後輩3人組はやはり可愛くてついつい長話。
気がついたら夜の12時近くになっていた。
まぁ、明日は嬉しいことにお休みなんだけど。
「途中まで送ってってやるよ」
『さすがもちくらもち』
「誰かさんの未来の旦那にネチネチ言われたくねーしな」
『あははー』
マンションの途中まで送ってもらってそこで倉持くんとバイバイ。
オートロックのセキュリティ万全な我が家兼奴の家に帰る。
玄関開けても電気はついてなくて真っ暗。
『ただいまー』
心のどこかで”お帰り”って言ってくれるのを期待してたけど
残念、現在この部屋には私しかいない。
この広い部屋に一人きりは辛い。辛いよ御幸くん。
大きすぎるベッドにダイブすればすぐにやってくる眠気。
帰ってくるのは明日の夕方。あと1日我慢すれば御幸くんに会える。
瞼を閉じようとした時に携帯が鳴った。
『ん...誰よこんな時間にぃ...』
着信音とランプでこれはメールだと気づく。
差出人は多分御幸くん。
携帯を開いて中身を読んでるうちにいつの間にか私は深い眠りに落ちた。