02
"いつまで青くんって呼ぶの?"っていろんな人に言われる。
そりゃ一応彼氏、彼女だし名前で呼びたいけど
『そんなの恥ずかしいに決まってるぅぅぅぅ!』
「お前何一人で叫んでんだよww」
『あああああ青くん!?』
「あいよー」
い、いつの間に。ついに青くんも黒くんのミスディレを習得したのか....
「俺がミスディレクションできるわけないだろ」
『いだっ』
笑いながら軽くデコピンされた。
"いつまで青くん呼ぶの?"ふとよみがえるさっきの質問。
いつまで?そんなの期限なんてないよ。
恥ずかしいけど今の雰囲気なら、呼べるかもしれない....
早くなる心臓。ドキドキしすぎて胸が痛い。
深呼吸をして、さぁいけ!私。
『っ////大輝くん大好き!』
「はっ///!?」
『そ、それだけ!じゃ、じゃあね!』
「はいストップー」
『わぁ!』
逃げようと思ったら腕つかまれて、抱きしめられた。
「いい逃げは許さねーけど?」
耳元で、話される。うん、やめてほしい。
『い、いじわるっ////』
「いじわるで結構ですー。ん」
『な、なんでしょう..///』
「だから、ん」
青くんは自分の頬をひたすら指さしてる。
これはそこにチューをしろという命令でしょうか。
もう明日からはいうこと聞いてやんない。
だから、今だけはいいよね?甘やかしてあげる。
『もうしないからね////』
軽く触れるくらいのキスをする。もちろん頬に。
「連れて帰りたい」
『なっ!』
前言撤回。もう絶対甘やかさないんだから!
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