お手をどうぞ
そして体育祭もついに終盤。
キセキと彼女たちは中３でもあるので、最後の競技....フォークダンスが行われようとしていた。
爽「俺とこいつが？」
青「手をつないで？」
爽・青「「仲良く入場！？」」
桃「うん。聞いてなかったの？二人は苗字"あ"から始まるでしょ？」
爽・青「「ぜってぇやだ！！」」
真「あっち揉めてるねー」
黒「仕方ありませんよ、あの二人ですから」
火「....こっちは勝手に組んであるけどな」
那「大丈夫、大丈夫。赤司が自分のためにやりたいから入場は自由にしてあるよ」
黒「え？」
真「何それ！？赤くんずるくない？！」
那「まぁ仕方ないよ....」
黒「じゃあどうしましょう」
火「相田といけばいいじゃねーかよ」
黒「最初だと、あとからできませんよ？一回きりですよ？そんなの耐えられません。後から来る方がいいんです！」
火「あ...そうっすか」
真「でも赤くんのことだ...」
真琴が悩んでいると、２組メンツの元に赤司がやってきた。
赤「もう並びも自由だよ」
黒「大胆ですね」
赤「どうせならキセキだけで円を作るのもありだよ」
火「...お前何者なんだよ」
赤「ただの男子中学生だが？」
真「じゃあみんなとできるの！？」
もう自由自在なようだ。本当にそうか試しに真琴が教師に聞いてみた。
那「どうだったー？」
真「並びは変えてもいいけど円を孤立させないでくれ、だと」
黒「普通はそうでしょうね」
赤「仕方ない...じゃあキセキは男子の最後に固まって並ぼうか」
緑「半強制的なのだよ」
赤「いいじゃないか」
火「もう好きにしろよ...」
こうして、キセキは最後の方に固まって並び、女子たちもほとんど固まって。
でも青峰と爽は手をつないで入場することは決定になっていた。
[ 26/47 ]
[＊prev] [next＃]
[mokuji]
[しおりを挟む]