1組の前日

3月になり、だんだんと気候が暖かくなってきていた。
そして彼女たちとキセキたちはついに中学校を卒業することになっていた。

那「学校嫌だって言ってたわりに最後ってなると悲しくなるもんだねー」
赤「まだ高校や大学が残ってるけどな」
那「それを言うんじゃない」
緑「しかし本当にあっという間だったのだよ」
凛「だよね。真太郎...より敦とか身長どうしたのよ、ロボットにでもなんの?ってくらい大きくなったよね」
緑「いまだに伸び続けている」
那「気持ち悪っ!」
赤「ふーん」
凛「あ、征は伸びなくていい。そのくらいがちょうどいい」
赤「そうか」
那「身長の話じゃなくてさ卒業式だよ!明日ですよみなさん」
緑「母親と姉が張り切っていたな」
凛「え、真太郎お姉ちゃんいたの?」
緑「あぁ。言ってなかったか?」
那「初耳」
赤「妹は元気か」
緑「あぁ。相変わらずなのだよ」
那「待て、お前ん家って....」
緑「四人兄弟なのだよ」
凛「えぇ?!じゃ、じゃあ...お姉ちゃんで双子で妹?なの?」
緑「あぁ」
那「信じられない...」

前日に素敵なカミングアウトをしていました。

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