その5

赤司と緑間も入り、さらに規模の大きくなった雪合戦。

いつの間にか、盾のようなものも雪で作りかなり本格的になっていた。

青「つーかなんでオレたちこんな本気でやってんだろうな」
黒「なんででしょうね」
真「楽しいからいいんじゃない?」
緑「俺は疲れたのだよ」
那「あたしも....」
真「もーほんとに中3?中3ならー」

何かを言いかけて黙った真琴は、背中を向けていた青峰の首に自分の冷たい手を当てた。

青「ったぁ!このバカっ!」
火「青峰みーっけ!」
真「このくらい活発的にならなきゃ」
青「お前は嫌がらせのつもりか!」
那「さすが真琴」
緑「でもお前のせいで見つかってるのだよ」
真「大丈夫、大丈夫!大将決め....ってあー!」
黒「ど、どうしたんですか?」
青「もうなんだよ!」
真「大将!決めてないよ?!これじゃいつまでやっても終わんないよ!」
那「あ....でももうその必要ないみたい」
黒「そうですね」
真「え?」

真琴が一人で焦っていると体育館から声がした。

凛「みんなー!もう暗いから帰れって先生が言ってるー!帰る準備してー!」
黒「だそうです」
真「ありゃりゃ、じゃあ次回に持ち越しだね」
青「あーさみぃ!お、あったけー真琴の首」
真「わぁ!?ちょ青くん!」
青「さっきの仕返しだばーか」
那「仲がよろしいことで」
黒「いいことですよ、じゃあ片づけて帰りましょうか」

凛の一言で第一回((ryの雪合戦は幕を閉じた。

次の日、ほとんどの人の指がしもやけになったとか。
それはまたいつかのお話。

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