決勝2

真「なんだろう...これ借り物っていうか借り人みたいじゃない?」
鈴「そうですね...物じゃなく人ばっかり行ってますね」
那「というかバスケ部だけ借り人みたいになってない?」

そうなのだ。
他の部活はたまに人が行くだけであとは全部物だけを借りている。
一方ここまで走ってきたバスケ部選手は皆、物ではなく人を駆り出している。

真「あ、次きぃくん」
那「ほんとだ。わー歓声デカ...」
鈴「お願いお願い...涼太くんが私を私「鈴っ!」...涼太くんっ!?」
那「わー王子様が迎えにきたー」
黄「どうもっス!」
真「頑張れきぃくん!鈴ちゃんっ!」
黄「はいっス!」

黄瀬が鈴の手を引いてグラウンドの中央まで走る。
でも途中で面倒になったのか、彼女をお姫様だっこで駆けていく。

那「あのバカ...」
真「鈴ちゃんいじめにあわないといいけど...」
那「そうなったらあたし達が守るのよ」
真「はい!那智隊長!」

これまで何回か黄瀬のファンに鈴は文句を言われたりしている。
でもいじめまで発展はしていない。

那「てか連れ去られた子たち遅い」
真「帰ってこないねー」

基本この競技は走り終わったら、協力者は帰ってこれるのだが
どうやら彼女たちはキセキたちと応援しているようだ。

そしてついに残すは火神とアンカーの青峰だけになっていた。

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