決勝1

"よーいドン"

ピストルの音と共に始まったリレー。
第一走者は赤司のようだ。

凛「なんか征が一番って珍しい」
真「赤くん早いー」

赤司は当たり前のようにトップで走り出し、お題を手にとった。

爽「なんかあいつ笑ってんだけど。怖えーよ!」
凛「あ、こっちに来ましたよ」
赤「凛」
凛「あたし!?」
「「「「いってらっしゃーい」」」」

凛の腕をとって、赤司は走っていった。

那「どうやらOKだったみたい」
真「おぉーよかったよかったー」
爽「次、敦じゃん」
鈴「お題何でしょうね」
真「あ、あの子お菓子作り上手な子!」

もしかしたら彼はお菓子というお題だったのかもしれない。

那「次はー...黒子か」
爽「おぉー!テツ!いっけぇー!」
鈴「一瞬見失ってしまいました...」
真「あたしもー」

黒子は相変わらず影が薄く、リレーを走っているほかの部活の選手もたまに見失っていた。

那「あ、こっちきたよ」
真「黒くんふぁいとー!」
黒「爽さん」
爽「え!?俺?!」
黒「はい。あなたじゃないとダメなんです」
爽「お、おう!」

爽も黒子に腕をひかれてグラウンドに出て行った。
どうやらこれもお題はセーフだったようだ。

那「みんな運がいいのかな?バスケ部だけお題見つかるの早くない?」
真「そうだねー。まぁいいことだよ!あ、次真ちゃんだー」
鈴「きっと神様が私たちに微笑んでるんですよ」

緑間もすぐお題の人物を見つけることができ、次の走者にバトンが渡った。

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