ルール変更

昼休憩が終わり、いよいよ部活動対抗リレーも決勝となった。

真「おぉー決勝ですよ奥様方!」
凛「あんたはどこのおばちゃんだ」
那「そうですね青峰さん」
真「もう那智ちゃんったらー!恥ずかしいでしょ!」
爽「くっそう...俺も決勝いきたかったー!」
鈴「仕方ないですよ...爽ちゃんは競技に出過ぎでストップかかっちゃいましたし...」
爽「うぅ...」

予選を走った爽。しかし彼女はこの後も午前もほとんど競技に引っ張りだこなので教師や生徒会からこれ以上の出場が認められず、やむを得ず決勝には不参加なのだ。

凛「ふつう予選は出ないで決勝に出るでしょ」

正論を言う凛。確かにそうです。

爽「...それ走り終わって気づいたんだよ....」
凛「ばか...」

"それではただいまより部活動対抗リレー決勝を始めます"

那「まぁまぁ爽を攻めるのはそこまでにして...応援しよ?」
凛「そうですよ!今は涼太君たちを応援しましょう!」
真「うんうん!...ってなんか生徒会が前に出てきたよ?」

グラウンドの走るコースには何やら障害物と白い封筒が置かれていた。

"今回の決勝戦は障害物リレーとさせていただきます!"

会場がざわめきだす。

凛「障害物競争がないと思ったら...」
那「ここで使われたのか」
真「わー...めんどくさそう」
爽「俺走らなくてよかったわ」
鈴「障害物競争とか小学校ぶりです」

誰もが予想してなかったようでリレーを走る選手も驚いていた。

凛「これどんなルールなの?」
那「一人一人、借り物とかしなきゃいけないんじゃない?」
爽「時間かかりすぎんだろ」
真「青くん大丈夫かなー」
鈴「涼太君が他の女の子借りませんように...」

どうやら生徒会は
リレーの選手一人一人に借り物をさせて、お題とあっていたら次の選手にバトンを渡す
という時間のかかりまくる競技にしたようだ。

そして決勝がはじまった。

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