緊急招集

季節は5月。過ごしやすいこの季節に帝光中は体育祭を開催する。
そしてこの日は体育祭前日。

すべての準備が終わって赤司がキセキの世代を招集した。

「みんな来たな」
「いきなりどうしたんですか?」
「そうなのだよ」

赤司は全員がそろったことを確認すると、少し間をおいて話し出した。

「今年もお前たちはたくさん競技に出るだろう?」
「俺はそんなにでないよー?だるいしー」
「僕もそこまで運動できるほうではないので...」
「オレはなんかいつの間にかたくさん決まってたぜ」
「オレもっスー」

どうやらたくさん競技に出場するのは、青峰と黄瀬だけのようだ。
それでも残りのメンバーも2〜3競技には出場する。

「俺からの命令だ」

全員が息をのむ。

「お前ら出る競技すべて、上位に入ること」

"入らなかったら...わかるよな?"

怪しい笑みを浮かべて言う主将に何も言えないキセキたちだった。

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