その4

爽「あー疲れたー」
黒「あんなに必死ですれば疲れますよ」
青「次は負けねぇからな!」
爽「は?お前に俺は越せないわw」
青「男女のくせに上から言ってんじゃねーよw」

遊びつくしたといわんばかりに大人数はゲームセンターを出ようとしていた。

「あ!」

すると突然真琴が声をあげた。

爽「どうした真琴。俺の真琴」
青「いつお前のモノになったんだよ。オレのだっつーの」
真「これ欲しいっ!」

そういって彼女が指差したのはいろんな動物のぬいぐるみが入ったUFOキャッチャー。

那「あ、可愛い」
鈴「そうですね」

どうやら那智と鈴も同感のようだ。

爽「あ、あのウサギがテツに見える」
黒「僕ですか?」
爽「うん。俺、あのウサギなら欲しい」
黒「ちょっと待ってくださいね」

そういうと黒子は100円投入した。

黒「はい、どうぞ」
爽「え、はや!てかくれんの!?」
黒「はい」
爽「さんきゅ!」
那・真「「爽(ちゃん)かわいい!」」

ふわっと笑った彼女の笑顔が可愛かったのか黒子まで笑顔で答えていた。

赤「お前らまだいたのか」
火「おぉ赤司か...ってはぁ!?」
凛「ん?なんでそんな驚いてんの?」
真「なにそれ!すっごい!」
赤「あぁ...UFOキャッチャーで取れたんだよ」

凛の腕の中には巨大な熊のぬいぐるみや小さいキャラクターのグッズなどたくさん入っていた。

黒「僕もまだまだ負けてられませんね」
爽「おぉ!テツ頑張れよ!」
真「ねぇねぇ青くん」
青「ん?」
真「あたし、あの黒猫の!ぬいぐるみ!ほしい!」
青「おー」

こちらは野生の勘というべきだろうか、彼も一発で取ることができた。

青「ほらよ」
真「わぁ...ありがとう!」
青「っ////」
爽「わーガングロ照れても赤いのわかんねーww」
青「あぁ!?」
那「よかったね、真琴」
真「うんっ!那智ちゃんは欲しくないの?」
那「んーちょっと欲しいかなー」
火「これか?俺も取れたけど...」

さりげなくトラのぬいぐるみを那智に渡す火神。

那「...っ!ありがとう」
火「おう!」
桃「こういうのがモテるんだよ大ちゃん」
青「あ?なんでオレなんだよ!」
黒「もう暗くなってきましたし、帰りましょうか」

こうして大人数ゲームセンター巡りはお開きになった。

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