その3

それからまだまだ続いていたゲーム大会。
飽きてしまったのか紫原と緑間はいつの間にか帰宅してしまった。

那「そうだ。さつき」
桃「どうしたのー那智ちゃん」
那「あたしとあんたと鈴と真琴でプリクラでも撮らない?」
桃「え、なんで俺..」
那「いいじゃん。なんか楽しそう」
桃「まぁいいけど...」

どうやら那智も観戦は飽きたようだ。

那「鈴、真琴」
鈴「はい?」 真「んー?」
那「プリクラ撮りに行こう」
鈴「へ?」 真「いく!」

鈴はプリクラの機械の前に行くとすごく驚いていた。
今まで一度も入ったことがないらしい。

鈴「名前は聞いたことあったんですけど...見たのは初めてです」

そういって鈴はおずおずと中に入る。

真「慣れちゃうと楽しいもんだよー!」

真琴は慣れた手つきで機械を操作した。

桃「ていうか...ほんとなんで俺まで...」
那「いいじゃない。青峰をバカにできるじゃん」
桃「あ、そうだね。大ちゃんなんていうかなー」
那「きっとさつきばっかり!ってキレるんじゃない?」
桃「わー怖いww」

出来上がったものを見て那智と桃井が話す。

黄「俺も一緒に映りたかったっスー」
真「じゃあ二人で撮ってくればー?」
黄「そうっスね!行ってくるっス!」
那「いてらー」

一方、黄瀬は鈴と二人でまたプリクラを撮りに向かった。

黒「君たちはいつまでやるつもりなんですか」
爽「え、あとちょっと!」
青「オレが勝つまで」
火「永遠に続くだろ...」
黒「いい加減やめなさい」
青・爽「「...はい」」

長く続いたゲーム大会は黒子の一言ですべて終わった。
きっと彼が何も言わなかったら、所持金全部をゲームにつぎ込んでいたことだろう。

[ 17/47 ]

[*prev] [next#]
[mokuji]
[しおりを挟む]



第3回BLove小説・漫画コンテスト結果発表!
テーマ「人外ファンタジー」
- ナノ -