言ってもらいました

玲央が小さくなったあの日から数日後。

あたしは今誰もいない部室で、なぜかお綺麗な顔をした玲央様に
壁ドンとやらをされています。

どうしてこうなった。

『れ、玲央?』
「何?」

そして男に戻ってらっしゃる。え、なに?

『ど、どうしたの?』
「覚えてないの?」
『へ?』
「俺は千夏の隣に入れればそれでいいよ」
『あっ...』
「千夏」

いつもとは違う少し低い声で名前を呼ばれる。
しかも耳元で。

『な、なに?』
「大好きだよ」

そんなこと言われたらもう無理です。
この顔の熱どうやったら引きますかね。

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