しょうもない混合小ネタ




ツイッタでつぶやいてたりお話して出来たネタ。


*DIO成り代わりでヴァニラと一緒に→BSR
ヴァニラのCVが三成と一緒って聞いた瞬間にピンと来たんだ。
同属嫌悪で絶対に仲良くなれないヴァニラと三成。呆れ顔の半兵衛と困り顔の秀吉、笑う形部、無関心なDIO主。
もちろんスタンド持ちだけど、BSR側は誰も見えないから超能力とか思われてる。それを理由に昼夜逆転生活。もういっそヴァニラも眷属化してればよくね?
笑顔で伊達とか真田あたりに奇襲してたらいいな。もちろん衣装はあの黄色いのね。

レッツゴー。



「貴様ッ!!それ以上言ってみろ、斬滅してやるッ!!」

「こちらの台詞だ!!暗黒空間にばら撒いてやるッ!!」

「……ム?」


今日は満月、明るくて散歩しやすいと思っていた矢先、聞きなれた声が奥から響いてきた。何をしているんだ、アイスは。
そちらに足を向ければ、アイスと銀髪の男―――たしか、ミツナリといったか、その二人が言い争っているようだった。


「アイス、何をしている。私と散歩に行くのではなかったのか?」

「DIO様!……申し訳ありません、直ぐに参ります」


アイスはすぐさま私の前に来ると、恭しく手をとった。この男が私に向ける感情が、恋愛ではないことは分かりきっている。ただ単なる、狂気的なまでの妄信。盲信。それだけに過ぎない。私にそんな力は無いというのに、哀れな男だ。そして、それを分かっていながら、男を手放さない私もまた、愚かで哀れだった。
ミツナリは目に見えて眉を寄せる。不機嫌を通り越して怒りのような表情を見せた。だから、私はいつものように笑ってみせた。いつもの声色で、囁く。


「私の部下がすまないな。……だが、斬るのは勘弁してほしい。いくら我々が人間を超越しているからといって、痛みが無いわけじゃあないんだ」


そういえば、ミツナリは鼻を鳴らして視線をそらした。
ああ、なんて可愛らしく、愚かな男だろう!盲信は強さであり弱さだ。人間である以上、この男は自ら身を滅ぼすだろう。まっすぐであるが故に、この男は周囲とともに自分を壊すのだ!
だがそのとき、私とアイスは壊れない。スタンドも持たないような人間ごときに、この私が負けるはずも無い。そうしたら、私はここを掌握しよう。私と、私の《世界》が。
愚か者の集まりでしかない、この乱世とやらを!!


「失礼する。……アイス、行くぞ」

「は。失礼いたします」


アイスは自然な動作で、私の背と膝の裏に腕を回す。そのまま持ち上げると、軽々と屋根の上まで跳んでみせた。ああ、月が近い。


「なあ、アイス」

「どうかされましたか、DIO様」

「腹が減った」

「かしこまりました。あのあたりにシノビとやらが潜んでいるようです、参りましょう」

「ああ」


―――きっと誰も、私の本質には気づかない。





仮面舞闘会
(死ぬまで踊れ、さあ、お手を)


2013/09/10 16:07




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