桃井と黒子
ただの会話文
「……大ちゃんがね、新しいバッシュが欲しいって。……練習したい、って、言ったのよ」
「そう、ですか」
「うん、火神君と、テツ君のおかげ。……テツ君、本当に、ありがとうね」
「ボクのせいだけじゃありません。……桃井さん、あなたが青峰君をずっと、見放さないでいてくれたから」
「ボクは逃げました。変わっていく青峰君を見ているのが、怖くて、辛くて、悲しくて……。ボクは彼の相棒だったのに」
「でもあなたは逃げなかった。変わっていく青峰君から目をそらさなかった」
「桃井さん、本当に、ありがとう」
2012/07/25