白龍とシンドバッド
※ジュダ龍前提







白龍の首を噛むジュダル
「白龍、お前その首どうしたんだよ」
白龍は咄嗟に首筋に手を当てる。
「……っ、その、少し擦りむいてしまって。たいしたことはありません」
「いや、でも結構痛そうだったぞ。ちょっと見せてみろよ」
「だ、大丈夫ですから、アリババ殿っ」
「遠慮すんな、こういうのは放っとくと傷口が膿んだりして、後が大変なんだから」
「結構です、結構ですから!」
「二人とも、朝から元気だな」
揉み合っていた2人が振り向くと、シンドバッドがこちらに歩いてきていた。
「お、おはようございます」
「おはようございますシンドバッドさん!聞いてくださいよ、白龍が」
「ああ、ちょうど良かった。少し白龍くんを借りても構わないかな」
「俺……ですか?」
「ああ。君に少し、用事があってね。部屋にきて欲しいんだ。アリババくん、お取り込み中のところ済まないんだが」
「いえ、全然!それじゃ俺は失礼します!」
「白龍!ちゃんと手当しろよな!」

「……あの、お話とは一体……」
「ああ、君がアリババくんに詰め寄られて、困っているようだったから」
「……済みません。お手間をかけさせてしまったようで」
「でも、話がしたかったのは本当だよ」
シンドバッドは白龍の項に手をかけ、後れ毛をかき分けて傷をつうっと撫でた。
「ひ、ぃた……っ!」
未だ血の滲む傷口にかさついた指が触れ、引き攣る痛みに白龍は顔をしかめる。シンドバッドは白龍の耳元へ顔を寄せた。
「君、昨夜ジュダルに抱かれていただろう」
シンドバッドの囁きに、白龍の背中を冷たい汗が流れ落ちた。
自分がジュダルに組み敷かれて善がる姿を見られていたのか。奥を突き上げられてあられもない声をあげるのを聞かれていたのか。
「な……なんで」
「夜更けに廊下を歩いていたら、随分と可愛らしい声が君の部屋から聞こえてきたものだから。中を覗いてみたら、君とジュダルがセックスしているじゃないか。驚いたよ」


ここからの展開
シン様白龍に迫る
ジュダル登場、こいつは俺のおもちゃだからバカ殿は手ェ出すな
お前、タチもできたのか。あんなにひんひんよがってるくせに
う、うっせーよ!






2013/11/08