煌帝国詰め合わせ

※だいぶ前に書いたので間違ってるとこ多いけど勿体無い精神で投下
白組×紅組とその周辺










◎白雄←紅炎
−−俺が父上の後を継ぎ、皇帝になったその時には、紅炎、お前を容赦無くこき使うからな。覚悟しておけよ?
そう言って笑ったあの人はもういない。


◎白蓮→←紅明
「棺の中、空っぽなんです」
「白蓮殿、ひとかけらの骨さえ見つからなくて」
部屋に篭り、寝食も忘れて書物を読み漁る紅明の手を引いて、日の光の下へ連れ出してくれたのはいつも白蓮だった。明るく気さくな性格の彼は親の目など気にもせず、


今更気づいたって遅いのに。
「わたし、好きだったんだと思います、たぶん。あなたの、ことが」
言葉にしたら最後、視界がみるみるうちに歪んで、鼻の奥がつんと痛んだ。
「もっと、もっと早く、気づきたかった。触れられなくなってからでは遅いのに、今更、あなたの体温が恋しいだなんて」
冷たい棺に顔を埋めて、紅明は静かに涙を流した。
あの時、紅明の長い髪を手櫛で梳きながら、白蓮が小さな声で好きだと囁いたあの時に戻れたらいいのに、なんて非現実なことを考えてしまう自分に嫌気がさした。


◎白龍が兄ちゃん達によく似てたらいいな
「年々、彼らに似てきますね」
「……ああ、傷痕さえなければ、まるで生き写しだ」
「……皮肉なものだな。かつての想い人に生き写しの彼が俺に向けるのが、憎悪の表情だとは」
「そのようなことを仰らないでください。みすみす奴らに渡す気はないでしょう?」
「当たり前だ。白雄殿の忘れ形見だ、簡単に手放してなどやるものか」


◎紅覇のもやもや
僕はあの人たちが憎くて仕方ない。
炎兄と明兄を未だに縛る、あの人たちが憎くて仕方ない。
「バーカ、死人に勝てるわけないじゃん。僕が勝つ前に死にやがって」
墓に向かって悪態をつく。
僕はあの人たちが憎くて仕方ない。
……嘘、僕はあの人たちになりたかった。炎兄と明兄を支え、導いたあの人たちになりたかった。

◎紅組と白瑛
「白瑛殿はどこまでも真っ直ぐですからね。おまけに穢れを知らない」
「要するに世間知らずの箱入り娘ってコトでしょ?」
「紅覇、そんな言い方はないでしょう」
「だって事実じゃん。あいつの兄貴達も炎兄も、白瑛には甘いんだもん。僕、白瑛キラーイ」


「白瑛殿は貴方のことを慕っておられる様ですが」
「俺は彼奴を好いているわけではない。白雄殿から頼まれているから優しくするだけだ」
「まったく、ひどいお人だ」

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結局は白龍を縛っているのは白雄だと思うんだ!彼が白瑛にも同じことを伝えていたらふたりで半分こできたわけでしょ?白龍ひとりに背負わせたから白龍が破綻しそうになってるんだよ!あと白瑛さんが真っ直ぐすぎるのも問題だよ!白龍はバルバッドの一件をアリババを通じて知っているから武力制圧っていう方法に疑問を感じているわけであって

紅炎紅覇が女を侍らせてるのは容易に想像できるんだけど紅明があの見た目でやることはやってる(13、14歳から女をあてがわれてる)となると途端に胸熱






2013/11/08