青笠詰め
?黄→笠←青
「あんたが笠松センパイ、ねえ」
「……オイオイ、てめー去年の夏に対戦してんじゃねーかよ。俺の顔覚えてなかったのか」
「あー、悪い悪い。あの頃の俺腐ってたし」




「今吉は優しくなかったのかよ」
「あの人は性格ワリーからな。面倒見てくれたけど、アンタみたいに優しくはなかった。むしろ、追い討ちかけてボロボロになってようやく優しくしてくれる、みたいな」
「うわ、ドSだな……」
「アンタはさ、優しいけどすぐに手が出るよね」
「うるせえ」


甘え上手な黄瀬と甘え下手な青峰



?黄笠、今青前提
笠松と今吉が大学で仲良し設定
ある日、夜遅くに酔った黄瀬と青峰が笠松のところになだれ込んでくる
キセキ+火神で飲み会した帰りらしい
手に負えない笠松、とりあえず青峰を任そうと今吉を呼ぶ
今吉来ない、青峰すねる
「どうせ今吉さんは俺のことどうでもいいんだ、めんどくさがられてんだ」
この時点で黄瀬は潰れてる
笠松(なにこいつかわいい……!)
口とんがらせてすねる青峰とちょっと嬉しそうに頭なでてやる笠松センパイ


真夜中の0時過ぎ、もう寝ようかとしていた頃に、インターホンが鳴った。こんな時間に非常識だと思いながら扉を開けたら、そこには。
「かさまつせんぱい、スイマセン……電車なくなっちゃったから泊めてほしいっす」
酒臭い後輩の姿があった。
「黄瀬ぇ、てめえ今何時だと思ってやがる」
「スンマセンッス!でも、青峰っち連れて歩くの、もう限界なんスよ……」
「きせ、だめ、おれ、もう吐く……」
「ばっ、吐くな!人ん家の前で!」
火事場の馬鹿力で、黄瀬と一緒に青峰を持ち上げてトイレに連れ込んだ。
それから俺は、トイレで吐く青峰の背中をさすり、黄瀬にベッドを開け渡し、落ち着いた青峰にスポドリを飲ませ、二人で座るには小さいソファーに、仲良く並んで座っている。二人ともかなり酔っていて、黄瀬は爆睡、青峰もいつものふてぶてしさはどこへやら、なんだかひどくしょぼくれている。
「かさまつさん、なんか、ごめん」
「敬語使え、敬語を」
「ゴメンナサイ」
「よし」


「どうする、このままうちに泊まってってもいいけど、今吉呼ぶか?あいつまだ起きてんだろ」
喜ぶかと思ったのに、青峰はぶんぶんと首を横に振った。
「やめてくれ、呼ばないで」
「いや、なら呼ばねえけど、なんかあったのかよ」







2012/10/01
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