しま♀すぐ
ちょっとえろくしようとして挫折
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「………な、しま、なんのつもりなん」
両手は柔らかい布により頭の上でひとつにまとめ縛られているようだった。
勝呂は両手を動かそうとするが、手に全く力が入らない。いや、手だけではない、四肢が動かない。
「いや、お嬢はいっくら言うてもわかってくれへんみたいやから、こうすれば嫌でもわかってもらえるかと」
志摩は下卑た笑みを浮かべ、勝呂の上に覆い被さる。
「身体、動かへんでしょ?若先生にもろたんですわ、そういうお薬。暴れられると面倒なんで、睡眠薬と一緒にさっきのミネラルウォーターに入れといたんです」
迂闊だった、と勝呂は思い舌打ちをした。こんなことになるなら、喉が乾いたのを我慢すれば良かった。
と、そんなことを考えていれば志摩の手がブラウスの上から胸をなぞる。小さくひぃっ、と悲鳴をあげる勝呂をよそに、ブラウスのボタンを手際よくぷちんぷちんと外していく。中に着ていたキャミソールをたくしあげ、その中身を見てため息をついた。
「これ、苦しくないんですか」
「あ………っ」
勝呂の胸には晒がきつく巻かれていた。志摩がそれを取り払うと、想像していたよりも大きめの膨らみが現れる。
「あほ、い、や、いやや、見んといてっ」
勝呂は頭を振って嫌がるが、志摩は微笑を浮かべてじっと勝呂を見つめる。
勝呂は志摩を今すぐ蹴り飛ばしてやりたい衝動に駆られたが、足の小指一本さえ動かせない。
「こないに締め付けたら発育に悪いやんか。何で晒なんて使うてるんです?おっぱい大きくなるの嫌なん?」
志摩の問いかけに勝呂は頬を更に赤くし、きつく志摩を睨み付ける。
「お嬢は『女の子』でいるのが嫌なんですよね?せやから髪も伸ばさん、服かて男らしい、制服もスカート嫌がってスラックス穿くし、言葉遣いも乱暴で、自分のこと俺て言うし、終いには晒巻いておっぱい隠してはるし」
「……俺は、男や」
「違いますやろ」
「違わん!」
勝呂は目にうっすらと涙を浮かべて叫んだ。
「違います。それはアンタの願望や。アンタがいくら男や思うてても、おっぱいは大きくなるし、毎月生理は来る」
志摩は宥めるように勝呂の頭を撫でる。勝呂はぎりり、と歯を噛み締めた。
「身体は俺よりやわこいし」
志摩は頭を撫でていた手をすうっと首筋から下へと這わせていく。乳房を円を描くように撫でると勝呂が息を呑んだ。空いた手でもう片方の胸を掴み揉みしだくと艶めいた悲鳴をあげた。
「アンタが暴れて怪我したらあかん思て今日は薬使わせてもらいましたけど、使わんでもアンタは力ではもう俺に勝てません」
「…う、そや……っ」
「嘘やないよ」
ほんで、極めつけはこれ。
志摩は呟き、勝呂の膝を立たせて足の間に身体をねじ込むと、スラックスの前を寛げ膝まで下ろした。
「やあ………っ!」
勝呂が首を横に振るが無視する。下着の上から割れ目をなぞれば、少し濡れていた。
「男にあるもんがアンタには無くて、無いもんがあるでしょう」
「や、やめっ、さわらんといて、さわらんといて………っ!」
おねがい、という懇願の声はか細く震えていたが、志摩は手を止めない。下着の横から指を侵入させ、淡い下生えを撫でる。そうして入り口にたどり着くと、指を内側へ少し折り曲げ、くちゅくちゅと音を立ててかき混ぜた。勝呂はびくびくと身体を震わせる。やめろ、とはもう言わなかった。あ、あ、と声にならない声を漏らしながら涙を流すその姿はとても扇情的で、下腹部が疼くのを志摩は感じた。
「俺の手でも感じるんですね、ちゃあんと濡れてますよ、お嬢のココ」
「ああ、あぅっ、」
「男にはありませんよ、こぉんなやらしい穴。あっつくてどろっどろやわ」
「ふ、っやや、あっ……!」




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