「わたしの知ってる人?」
「あぁ、知ってる」
「だれだれ?」
「当ててみろよ」


えー。
あ、同じ十班で姉御肌で美人ないのでしょ!

「違う」


じゃあ…可愛いくて根性あって頭がよくて医療忍術が使えるサクラ!


「違う」


んー…あんま接点あるように思えないけど健気で頑張り屋なヒナタ?


「違う」


あ、わかった!砂隠れの美人さんだ!


「違う」


え、違うの?まさか…綱手様、とか?


「違ぇよ」
「あーもうギブ、教えて」
「嫌だね」
「けちー」
「つうか何でわかんねぇんだよ」


わたしがエスパーでも何でもないただの人間だからです。うんうん唸って考えてみるもやっぱり思いつかず投げやりに言葉を発した。ひょっとしてわたしとか?


「な訳ないか」
「当たり」
「うそ、ベタすぎる…っ!」
「悪ィかよ」


シカマルの言葉に慌てて首を横に振る。だって何年も昔からそうだったらいいなって思ってた答えだ。顔が熱くて心臓が早くてなんかわたし、死んじゃいそう。






赤い顔を隠して欲しいだけ!)