「…なに…」
「俺のと一緒に擦って…」
「…えっ」
「ほら、早く」
「あぁっ!」
また、胸をつねられた。
痛気持ち良い刺激に早くも後ろへ倒れてしまいそうだ。
「っ…んっ…はっ…あっ」
たどたどしい手つきで二人のソレを掴むと、自分より息子のほうが一回り、いや二回り程大きいことに気づきショックだった。
それに気づいたのか智希はクスっと笑い有志の唇にキスをすると、中断していた中への刺激を再開した。
「あっ?あっ…あぁっ…んんっ」
背中から手を這わせ双丘を撫でて緩み始めた入り口をつつくと、快感を覚え始めたのかその刺激だけで有志のソコが少し大きくなった。
「…気持ちいい?」
「……んっ…んっ」
智希の肩に顔を置いて荒く呼吸していると、ぐいっと2本、指が中に入った。
「んんっーーー」
雄たけびに近い低いうめき声を上げると、中をいやらしく円を描くように混ぜるその動きに思わず腰が動いてしまう。
「んっ…んっ…んっ…」
「…父さん、自分だけ気持ちよくなってないで、俺のも触ってよ」
「えっ…あっ…ん」
破裂しそうなお互いのソレを掴み再び擦ろうとするのだが、中を動く指が時折電撃が走ったような刺激を与えるためうまくできない。
「…もう、いいよ」
「あっ…」
智希はクスクス笑って手を止めると、ゆっくり指を取り出し有志を横向きに寝かせた。
「…とっ…智っ…」
「ん?」
「まさか…」
「うん」
「…入れる…のか?」
不安そうに智希を見上げると、智希も不安そうな顔をしていた。
「…ダメ?」
「…ダメっていうか…俺達」
「…うん」
「…俺達は…血の繋がった親子なんだ…」
「…………」
「こういうことは…禁忌なんだよ…」
「…………」
薄明かりのなか、沈黙が続く。