「ごめんな、でも俺…ずっと父さんのことが好きで…」
「本当?」
「うん」
抱きしめられ胸の辺りで交差する智希の腕を掴み頬を擦り寄せた。
耳元で聞こえる吐息が熱い。
「ほんとにずっと…父さんのことが好きで……でも言えなくて…その感情を女の子で無理矢理満たしてた」
「ひど」
「うん。本当に悪いことしたって思ってる」
その時佐倉の顔が浮かんだ。
好意を持ってくれていることを利用して、絶対に好きになれないのに体を重ねた。
最低だ。
さらにきつく抱きしめ肩に顔を埋めると、有志が少し震えながら愛おしそうに智希の髪に自分の頬を擦り寄せた。
「……嘘」
「…嘘?」
「ひどいとか…思ってない」
「………」
「凄く嬉しい」
「……父さん」
「智希……」
有志の頭を掴み少し強引に後ろを向けさせると、甘く開くその唇にキスをした。
「んっ…んんっ」
「っ…父さん…父さん……好き…すげぇ好き」
「はっ……んっ……智っ……」
互いの唾液を交換してごくりと飲み込むと、有志の口端から飲みきれなかった唾液が流れた。
「ヨダレ垂らして…可愛い」
「んっ」
口端の唾液を指先ですくい絡めると、中断されていた有志のソコに手を添えた。
「あっ…」
「ココ、もう上向いてるね」
「んっ…」
衰えていないソコを包み軽く擦る。
「あぁっ」
足を大きく開きながら顔を天井に向けて叫んだ。
「そんな気持ちよかった?」
「んっ……ココ触られるの………久しぶりだから……凄く興奮すっ…る」
「………ふーん」
過去、有志のココを触った人間全てに嫉妬した。
もちろん、実の母親にも。
「……母さんも、ココ触ったんだ」
「んっ……うん」
「ふーん」
「あっ…智っ……あぁっ痛っ」
急に根元をきつく掴んだ。
痺れるほどの痛さではないが軽く生理的な涙が流れる。