「…………」
ジーッとチャックが下がる音に反応してしまう。
なんて卑猥な音なんだ。
「腰、浮かせて」
「っ………」
少し戸惑ったが足に力を入れ軽く腰を上げると、両足首を高く持ち上げまるで赤ちゃんがオシメを変える時のような恰好をさせられた。
そして簡単にズボンと下着がスルッと剥ぎ取られ床に落ちていく。
「っ………」
やっぱり、恥ずかしい。
足を閉じたくても股の間に智希がいるため閉じれない。
その為両手で前を隠し顔を横に背けると、すぐ両手首を簡単に掴まれ前を開かさせられた。
「やめっ恥ずかしいっ」
「なんで。もっとじっくり見せてよ」
クスクス笑いながらからかうように言う智希を見つめると、目があっただけでさらに恥ずかしくなりまた顔を背ける。
「ちょっと、反応してるね」
「あっ」
重みを増し始めている有志のソコに人差し指で下から上にゆっくりなぞると、有志の腰が揺れ甘い吐息が漏れた。
「っ…」
「父さん」
「なに」
「一人でする時どういう風にしてするの」
「えっ」
まさか何を聞くんだ、と驚き目を見開いて口をポカンと開けると、智希はニヤリと笑い今度は有志の頬を撫でた。
「オナニー、どうやってするのか見せて」
「………」
まだ驚いた顔のままの有志をよそに掴んでいる腕を引っ張り起こすと、ソファにもたれて座っている智希の股の間にすっぽりと入れた。
自分より一回り大きく育った息子に後ろから抱きしめられちゅっと音を立てて首筋にキスをされる。
「んっ……」
「はい、やって。俺ここから見てるから」
肩から顔を出し低く甘い声で囁くと、まるで魔法にかかったように有志は恐る恐る両手で自分のソレを握った。
「………んっ」
有志は真っ裸だが智希は服を着ているため触れている背中の部分がなんだかくすぐったい。
智希は愛おしい相手の腰に手を回し囲んで抱きしめた。
少々智希の手が邪魔だ…と思いつつ一人での行為が始まった。